• 弁護士インタビュー① 寺前 翔平 アソシエイト

弁護士を志した理由を教えてください。

「HERO」というドラマがきっかけで、法律家を目指すようになりました。そのため当初は検察官志望でしたが、大学時代に入ったサークルのOB・OGに弁護士(特に企業法務を扱う弁護士)が多くおり、弁護士を目指す先輩や同期が周りに多くいたこと、そして所属していた会社法ゼミの教授が大手法律事務所に所属する弁護士でもあったという環境に触発され、企業法務に携わる弁護士を目指すようになりました。司法試験合格後、裁判官、検察官の仕事も見たうえで、より依頼者に近い場所で、自分の興味関心も踏まえて主体的に仕事を選ぶことができることに魅力を感じ、最終的に弁護士となることを選びました。

入所・転職理由は何ですか?

前職では主に企業が行う資金調達に関連する契約書等の取引書類のレビューや法律相談等を中心に対応していました。しかし、弁護士の専権業務である訴訟、紛争案件への興味が募ったことや、若いうちにより英語を使う環境に身を置きたいと考えたことから、転職するに至りました。

現在の業務分野・担当案件はどのようなものですか?またその担当分野の魅力を教えてください。

主に特許権侵害、商標権侵害等の知的財産事件及び労働事件(使用者側)について、訴訟を含む紛争案件のご相談から一般的なご相談まで幅広く対応しています。

知的財産事件は、高度の専門性と経験を要求されるうえに、関連する事業分野のどれも企業活動の根幹にかかわる事件であるため、難しいながらも非常にやりがいがあります。

労働事件は、クライアントのほとんどが外資系企業グループの日本法人であることもあり、日本の労働法の知識はもちろん、各企業の考え方に応じた柔軟なアドバイスが求められるため、こちらも特有の難しさがあると感じます。

魅力の種類は違いますが、いずれの分野も大変やりがいがあります。

入所してよかった点を教えてください。

弁理士に比べ弁護士の人数はそこまで多くはないですが、大手外資系法律事務所にいながら司法研修所の民事弁護教官を務めた弁護士や、標準必須特許・ブランド保護の分野で国内外の多数のクライアントを抱えつつ官公庁の委員を歴任している弁護士の仕事ぶりを間近で見ることができるのは大変勉強になります。

特に紛争案件は当該分野の法律知識に加えて経験の数が重要であると感じていますが、上記のような弁護士と案件を一緒に行う中で、先輩弁護士であればどうアドバイスするだろうと考えながら日々の業務に取り組むだけでも学ぶことがたくさんあります。

また、自らの興味のある分野について、外部の団体や研究会に所属して活動することも奨励してくれるので、自分ならではの専門分野を開拓しやすい環境にあります。

弁護士としてのスキルアップと自分ならではの専門性を磨くための活動をバランスよく両立できる環境は、他にはなかなかない魅力ではないかと思います。

今後の目標について教えてください。

現在扱っている業務分野の専門性を高めることはもちろんですが、技術革新に伴い、これまで必ずしも問題とされてこなかった事象について、柔軟なアドバイスを提供し、外部への情報発信も同時に行うことができる弁護士を目指して研鑽を積みたいと思います。

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