2019年9月24日、「インドにおける特許権に基づく権利行使」(“Insight into Protection and Enforcement of Patent Rights in INDIA”)と題しましたインド知財勉強会を開催いたしました。
この度のインド知財勉強会には、インドニューデリに拠点をおくINTTL Advocareより、パートナーであり侵害訴訟のリーダーであるMAMTA RANI JHAインド国弁護士を講師にお招きしました。MAMTA RANI JHAインド国弁護士は、知的財産法を専門とし、18年以上の侵害訴訟の豊富な経験があります。
本勉強会では、Jhaインド国弁護士は、「インドにおける特許侵害訴訟のケース(“Patent Infringement Cases in India”)」というタイトルでプレゼンテーションを行いました。既知物質の塩、多形体等の発明性を否定する特許法第3条、インド特許庁への情報提供義務、インド知的財産権審判部(IPAB)における手続きといったインド特許法のフレームワーク、仮処分申請を含む特許侵害訴訟における権利行使、実施報告、ボーラー条項、強制実施権の近況等について、具体的な事例(「Novartis vs Union of India」、「Cipla vs Novartis」、「Bayer vs. Union of India」、「Novartis AG vs. Nutra」等)を題材に解説してくださいました。また、出願時の事前の対策などについてもわかりやすくご説明いただきました。勉強会は、英語で行なわれましたが、適宜、当所のアインゼル代表弁理士が日本語で解説をいたしました。
また、セミナー後には、歓談の場をもうけさせていただき名刺交換の場とさせていただきました。